御存じの方もいるでしょうが犀の目工房さんが行っている「2011年の10大エロゲニュース」という企画でございます。年末ギリギリになってしまいましたが早速答えていきたいと思います。例によって10個も例を挙げられていませんがお許しを…。
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■東日本大震災による甚大な業界への影響
言うまでもないでしょうがやはり外す訳には。ぶっちゃけエロゲ業界のみならず日本全体を巻き込んで現在も情勢が不透明なのは御存じでしょう。
経済的に危機的状況に追い込まれて消滅したり苦しむメーカーが現在もあるという事実、そしてチュアブルソフトのように直接被災したばかりか次期新作の設定が今回の被災と似ていたために決断を強いられたりと今までにない苦しい選択をしなければならないメーカーさんもあったりと、単に業界の中だけに留まらない難しい問題に直面したのではないでしょうか。
現在も爪痕が残るだけに来年はただでさえ苦しい情勢がより苦しくなりそうですし各メーカーさんは頑張ってくださいとしか言えないです…。
■相変わらずのエロゲ業界の不協和音
震災の影響もありましたがやはり毎年のように聞こえてくる不穏な出来事はありましたね。その中でも特に気になったのはウィルプラスの事業縮小とパープルソフトウェアの杜撰な事業運営でしょうか。
ウィルプラスは昨年のPULLTOPを発足当時から支えてきたたけやまさみ氏と椎原旬氏り離脱によるSEVEN WONDERの発足も驚きましたが、今年には朝妻ユタカ氏らも抜け完全にオリジナルメンバーがいなくなってしまったのは驚きました。更には今年デビューしたばかりのMEPHISTOからもメインライターだった朱門優氏が退社と名のあるスタッフが離脱。更には名作を多くリリースしていたrufも消滅と事業縮小による統廃合が進みましたね。今後どうなるかは判りませんが大黒柱を失って寄り合い所帯になりつつあるだけに不安ではあります。
知名度と人気なら大手メーカーと遜色の無かったパープルソフトウェアでしたが作品の品質低下が止りませんね。今年初頭に姉妹ブランドで出した作品の致命的なバグや10周年記念で発売したサントラの杜撰な出来を考えると相当苦しい台所事情なのでしょう。人気ラジオだったほめらじPPも単体では支えきれずに他メーカーに頼る状況でリニューアルするといった具合からも今後が気になるところです。
■RococoWorksが年内を以て解散
今年のクリスマスに飛び込んできたとんでもないプレゼントその一。Tarteに続いて2度目の消滅となったのもショックまでしたがその解散理由が業務上横領による資金繰りの悪化というのには絶句…業界の方に聞いたところ最新作だった「ヴァニタスの羊」も当初の予算が半分しか用意出来ず、更にはこの件で信用まで無くしたせいで流通からも見放されて満足に作品も作れず売ることも出来なかったとか。そりゃあんな出来になってしまったのも納得か…。
聞いた話ではなんとか再起に向けて動いているようですが容易なことではないでしょう。出来れば復活して再び作品を作って欲しいです。
■菅野ひろゆきさんが逝去
とんでもないクリスマスプレゼントその二。あの「EVE」や「YU-NO」といった名作を作った人がこんなにも早く亡くなってしまうとは…しかも伝説となりつつある「YU-NO」の発売日が逝去の発表と同じ日だったというのは感慨深いです。
ただ、氏の偉大さというのは残念ながら伝わりにくいでしょうね。名作の大半はWindows以前の98時代というのもあるし、それ以降はあまり芳しくない評判ばかりで晩節を汚してしまっていたかなと。出来れば汚名を返上して欲しかったかな。
でも氏の作った作品があったから多くの作り手がそれを目指し数多くの作品が生れたことは疑いようもなく、一ユーザーとしては感謝の念しかありません。氏のご冥福をお祈りします。
■人気webラジオ「ナツメブラザース!(21)」終了
いわずと知れた「リトルバスターズ!」のラジオ番組として始まって3年4ヶ月という長寿番組でしたが終了しましたね。作品の宣伝で始まったラジオとしては異例の長さでしたが内容も面白かっただけにもっと続いて欲しかったですね。
■age「君がいた季節」製品回収の件
正直聞いた時はageの凋落を実感した事件でした。リメイク作品なのに信じられない開発期間、他社作品からのトレース、更にはモザイクかけ忘れとここまで落ちぶれてしまったのかと冷やかな目で見ていたものです。既に完全新作を作る余裕もなくリメイクや続編で場を繋ぐだけしかないだけに来年は無くなっているんじゃないの?と感じてしまいますね。
■虚淵玄さんとニトロプラスの活躍が目覚ましかった
暗い話題の中で気を吐いていたのは虚淵玄氏の活躍だったのは異論がないでしょう。アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」「STEINS;GATE」「Fate / ZERO」とほぼ大ヒットと言っても良い人気ぶりで改めて氏の並々ならぬ才能には驚きました。
まあネックなのは本業のゲーム作りがパッとしないところでしょうか? 唯一作っていたのがあの作品でしたが延期したりして評判があまり聞かれませんし…。
パッと思いついたのを羅列しましたがやはり明るい話題はなかったですね。どうしても震災関連を外すことが出来ないほど影響がありましたし…個人的にはやはりRococoWorksの解散のニューヘスのショックが尾を引いています。どうしてこんな事になってしまったんだろう…それを考えると寝られませんよ('A`)
出来れば来年は明るいニュースが多くなることを祈っております。
言うまでもないでしょうがやはり外す訳には。ぶっちゃけエロゲ業界のみならず日本全体を巻き込んで現在も情勢が不透明なのは御存じでしょう。
経済的に危機的状況に追い込まれて消滅したり苦しむメーカーが現在もあるという事実、そしてチュアブルソフトのように直接被災したばかりか次期新作の設定が今回の被災と似ていたために決断を強いられたりと今までにない苦しい選択をしなければならないメーカーさんもあったりと、単に業界の中だけに留まらない難しい問題に直面したのではないでしょうか。
現在も爪痕が残るだけに来年はただでさえ苦しい情勢がより苦しくなりそうですし各メーカーさんは頑張ってくださいとしか言えないです…。
■相変わらずのエロゲ業界の不協和音
震災の影響もありましたがやはり毎年のように聞こえてくる不穏な出来事はありましたね。その中でも特に気になったのはウィルプラスの事業縮小とパープルソフトウェアの杜撰な事業運営でしょうか。
ウィルプラスは昨年のPULLTOPを発足当時から支えてきたたけやまさみ氏と椎原旬氏り離脱によるSEVEN WONDERの発足も驚きましたが、今年には朝妻ユタカ氏らも抜け完全にオリジナルメンバーがいなくなってしまったのは驚きました。更には今年デビューしたばかりのMEPHISTOからもメインライターだった朱門優氏が退社と名のあるスタッフが離脱。更には名作を多くリリースしていたrufも消滅と事業縮小による統廃合が進みましたね。今後どうなるかは判りませんが大黒柱を失って寄り合い所帯になりつつあるだけに不安ではあります。
知名度と人気なら大手メーカーと遜色の無かったパープルソフトウェアでしたが作品の品質低下が止りませんね。今年初頭に姉妹ブランドで出した作品の致命的なバグや10周年記念で発売したサントラの杜撰な出来を考えると相当苦しい台所事情なのでしょう。人気ラジオだったほめらじPPも単体では支えきれずに他メーカーに頼る状況でリニューアルするといった具合からも今後が気になるところです。
■RococoWorksが年内を以て解散
今年のクリスマスに飛び込んできたとんでもないプレゼントその一。Tarteに続いて2度目の消滅となったのもショックまでしたがその解散理由が業務上横領による資金繰りの悪化というのには絶句…業界の方に聞いたところ最新作だった「ヴァニタスの羊」も当初の予算が半分しか用意出来ず、更にはこの件で信用まで無くしたせいで流通からも見放されて満足に作品も作れず売ることも出来なかったとか。そりゃあんな出来になってしまったのも納得か…。
聞いた話ではなんとか再起に向けて動いているようですが容易なことではないでしょう。出来れば復活して再び作品を作って欲しいです。
■菅野ひろゆきさんが逝去
とんでもないクリスマスプレゼントその二。あの「EVE」や「YU-NO」といった名作を作った人がこんなにも早く亡くなってしまうとは…しかも伝説となりつつある「YU-NO」の発売日が逝去の発表と同じ日だったというのは感慨深いです。
ただ、氏の偉大さというのは残念ながら伝わりにくいでしょうね。名作の大半はWindows以前の98時代というのもあるし、それ以降はあまり芳しくない評判ばかりで晩節を汚してしまっていたかなと。出来れば汚名を返上して欲しかったかな。
でも氏の作った作品があったから多くの作り手がそれを目指し数多くの作品が生れたことは疑いようもなく、一ユーザーとしては感謝の念しかありません。氏のご冥福をお祈りします。
■人気webラジオ「ナツメブラザース!(21)」終了
いわずと知れた「リトルバスターズ!」のラジオ番組として始まって3年4ヶ月という長寿番組でしたが終了しましたね。作品の宣伝で始まったラジオとしては異例の長さでしたが内容も面白かっただけにもっと続いて欲しかったですね。
■age「君がいた季節」製品回収の件
正直聞いた時はageの凋落を実感した事件でした。リメイク作品なのに信じられない開発期間、他社作品からのトレース、更にはモザイクかけ忘れとここまで落ちぶれてしまったのかと冷やかな目で見ていたものです。既に完全新作を作る余裕もなくリメイクや続編で場を繋ぐだけしかないだけに来年は無くなっているんじゃないの?と感じてしまいますね。
■虚淵玄さんとニトロプラスの活躍が目覚ましかった
暗い話題の中で気を吐いていたのは虚淵玄氏の活躍だったのは異論がないでしょう。アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」「STEINS;GATE」「Fate / ZERO」とほぼ大ヒットと言っても良い人気ぶりで改めて氏の並々ならぬ才能には驚きました。
まあネックなのは本業のゲーム作りがパッとしないところでしょうか? 唯一作っていたのがあの作品でしたが延期したりして評判があまり聞かれませんし…。
パッと思いついたのを羅列しましたがやはり明るい話題はなかったですね。どうしても震災関連を外すことが出来ないほど影響がありましたし…個人的にはやはりRococoWorksの解散のニューヘスのショックが尾を引いています。どうしてこんな事になってしまったんだろう…それを考えると寝られませんよ('A`)
出来れば来年は明るいニュースが多くなることを祈っております。
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