BEAUCANON ESTATE CHARDONNAY 2005

[原産地]　アメリカ　ナパ・ヴァレー
[生産者]　ボキャノン
[タイプ]　白　辛口
[ブドウ品種]　シャルドネ
[ボディ]　フルボディ



香りは仄かな樽香とナッツやバターのようなオイル系の香りが特徴。色合いは麦わら色というよりかは黄金がかったような黄色。
鋭い酸味が最初に来て、その後にくどいほどの樽の香りが・・・とにかく酸と樽香のアンバランスさに吐き気がしそう。典型的なまでの樽の香りをつけて『如何にも』な白を作りましたというアメリカとかにありがちなワイン。レストランでグラス一杯飲んでしまったら十分な代物。個人的には趣味の範囲外でした。

[味]　　★☆　
[香り]　★★
[総合]　★★　

"Sanct Valentin" Alto Adige Sauvignon 2006

[原産地]　イタリア・トレンティーノ・アルト・アディジェ
[生産者]　St.Michael-Eppan
[タイプ]　白　辛口
[ブドウ品種]　ソーヴィニヨンブラン
[ボディ]　フルボディ

イタリアで有数の白の作り手であるアッピアーノ家がリリースする白の中でも最も評価の高いソーヴィニヨン。因みにウチの職場で一番高い白でもある。

フレッシュなフルーツの香りが印象的。色は淡く、僅かに緑色を帯びている。高いアルコールの為グラスに残る粘着性高し。
味は鮮烈。一口目で一気に喉の奥まで貫くようなミネラル分とアルコール分が強烈なインパクトを与え、そこから長時間の余韻が味わえる。ソーヴィニヨンブラン特有の嫌な青臭さは全く無い。ステンレスタンクでの醸造でありながらしっかりとしたボディとパワフルな味わいは眩暈がしそう。それでいて荒削りでなく洗練されたバランスが保たれている事に驚愕せざるを得ない。
まだビンテージ的に若いので今後の熟成に期待が持てる。個人的には生涯飲んできたソーヴィニヨンブラン単一品種のワインではずば抜けた美味しさだった。
せめてレストランではこのクラスのワインを飲めるようになりたいものである。


[味]　　★★★★☆　
[香り]　★★★★
[総合]　★★★★　(若いので評価は低め)

CASA D'AMBRA "ISCHIA BIANCO" 2006

[原産地]　イタリア・イスキア島
[生産者]　CASA D'AMBRA
[タイプ]　白　辛口
[ブドウ品種]　ビアンコレッラ、フォラステラ
[ボディ]　ライトボディ

イタリアのナポリ沖にあるイスキア島で採れるブドウで作られた希少価値の高い白ワイン。
色は薄い黄色。グラスに残る足も短め。若いビンテージなので色合いは白っぽいのは致し方ないところ。
香りは酸味を感じさせる若い果実のニュアンスを感じさせるが少しばかりインパクトは弱いのが残念か。
味わいはやや癖のある果実味が強い。一口目でヌルっとした印象があり程よい酸味とミネラル分のバランスは中々なもの。意外と酸味が弱いので女性でも飲みやすいと思われる。料理と合わせるなら魚介類がベスト。出来ればトマトソースなどの酸味の強いものは避けてアッサリしたものがベストか。

[味]　　★★　
[香り]　★
[総合]　★★