[原産地] 新潟県
[生産者] St.Cousair
[タイプ] やや辛口
[ブドウ品種] シャルドネ 100%
[ボディ] ライト
自分の原稿が脱稿したので久しぶりにワインのレビューを。
と言っても正確には違うんですがねw
以前取り上げたSt.Cousairの新商品。てっきりスパークリングと思ったらどうやら違うみたいです。要は白ワインの品種であるシャルドネで作った『濁酒(どぶろく)』らしいです。珍しいものスキーの私は興味を惹かれて買ったわけですが。
まず抜栓した段階でスパークリングワインよりもガス圧が低いのが判る。あと香りも独特。
色合いは見たとおり濁っていて印象としてはシードルに近い。先ほども書いたとおり香りが独特で表現が難しい・・・酵母らしい香りと酸化したリンゴ臭、そしてアルコール臭さが混濁したような印象を受ける。
口に含むと強いアルコール分を感じた後に酵母の味わいが広がっていく。しかし、言われないととてもブドウを使っているとは思えない味がする。とにかく表現が難しい。説明書きにはハーブや果実味がすると書いてあるが後者はともかく前者はしない気がw とにかく癖が強くシードルのように気軽に飲めないし、かといってスパークリングワインのように洗練されていないから完全に自宅で飲む代物だろう。
しかも癖があるので女性向ではない。個人的にも1杯飲めば十分という感じ。
文字通り濁酒なので友達など誘って複数で飲むべきだろう。
[味] ☆
[香り] ☆
[総合] ☆
[生産者] St.Cousair
[タイプ] やや辛口
[ブドウ品種] シャルドネ 100%
[ボディ] ライト
自分の原稿が脱稿したので久しぶりにワインのレビューを。
と言っても正確には違うんですがねw
以前取り上げたSt.Cousairの新商品。てっきりスパークリングと思ったらどうやら違うみたいです。要は白ワインの品種であるシャルドネで作った『濁酒(どぶろく)』らしいです。珍しいものスキーの私は興味を惹かれて買ったわけですが。
まず抜栓した段階でスパークリングワインよりもガス圧が低いのが判る。あと香りも独特。
色合いは見たとおり濁っていて印象としてはシードルに近い。先ほども書いたとおり香りが独特で表現が難しい・・・酵母らしい香りと酸化したリンゴ臭、そしてアルコール臭さが混濁したような印象を受ける。
口に含むと強いアルコール分を感じた後に酵母の味わいが広がっていく。しかし、言われないととてもブドウを使っているとは思えない味がする。とにかく表現が難しい。説明書きにはハーブや果実味がすると書いてあるが後者はともかく前者はしない気がw とにかく癖が強くシードルのように気軽に飲めないし、かといってスパークリングワインのように洗練されていないから完全に自宅で飲む代物だろう。
しかも癖があるので女性向ではない。個人的にも1杯飲めば十分という感じ。
文字通り濁酒なので友達など誘って複数で飲むべきだろう。
[味] ☆
[香り] ☆
[総合] ☆
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[原産地] イタリア トスカーナ
[生産者] TENUTA DI TRINORO
[タイプ] 辛口
[ブドウ品種] カベルネ・フラン 78% メルロー 11% チェザネーゼ 6% トロイヤ 5%
[ボディ] フルボディ
スーパートスカーナとしてかなり名の知れたTENUTA DI TRINOROの下位クラス。
色は濃密ながらエッジはやや明るい赤紫色。ビンテージの若さを考えると意外なほど淡い色調。とはいえグラスに残る足の長さはアルコール度数の高さを表している。
香りは鮮烈で刺すような香気。ブドウの香りが非常に芳しい。この手のワインにありがちな獣臭や樽香は殆どなく、瑞々しいブドウの香りは気持ちが良い。
味は一口目に広がるインクのような濃い味わいからミネラル分を感じる味わいの変化は何とも言えないほど気持ちのよさがある。それでいて余韻は長く、くどさのないボリューム感はバランスの面で秀逸といってもいいだろう。例えるならフランス、ボルドーのサン=テミリオンに近いワインに仕上がっていて、最近の風潮にあるパワーとボリュームに突出しただけの単純さではなく、作り手の方向性が感じられる点では価格以上の満足感はあった。
[味] ★★★☆
[香り] ★★★
[総合] ★★★☆
[生産者] TENUTA DI TRINORO
[タイプ] 辛口
[ブドウ品種] カベルネ・フラン 78% メルロー 11% チェザネーゼ 6% トロイヤ 5%
[ボディ] フルボディ
スーパートスカーナとしてかなり名の知れたTENUTA DI TRINOROの下位クラス。
色は濃密ながらエッジはやや明るい赤紫色。ビンテージの若さを考えると意外なほど淡い色調。とはいえグラスに残る足の長さはアルコール度数の高さを表している。
香りは鮮烈で刺すような香気。ブドウの香りが非常に芳しい。この手のワインにありがちな獣臭や樽香は殆どなく、瑞々しいブドウの香りは気持ちが良い。
味は一口目に広がるインクのような濃い味わいからミネラル分を感じる味わいの変化は何とも言えないほど気持ちのよさがある。それでいて余韻は長く、くどさのないボリューム感はバランスの面で秀逸といってもいいだろう。例えるならフランス、ボルドーのサン=テミリオンに近いワインに仕上がっていて、最近の風潮にあるパワーとボリュームに突出しただけの単純さではなく、作り手の方向性が感じられる点では価格以上の満足感はあった。
[味] ★★★☆
[香り] ★★★
[総合] ★★★☆
お久しぶりです。
予告通り2007年のボジョレーヌーボーのテイスティングを行いたいと思います。
■BEAUJOLAIS Vin de Primeur 2007 PHILIPPE PACALET
[原産地] フランス ボジョレー
[生産者] PHILIPPE PACALET
[タイプ] やや辛口
[ブドウ品種] ガメィ 100%
[ボディ] ライト
今を時めく自然派ワインの作り手のプリムール。私はPACALETのワインは初体験なので楽しみにしていた訳ですが・・・ぶっちゃけて言うと最初に飲んだときの印象は期待外れだったなとw 抜栓直後は香りが弱く、ヌーボーらしい色調の淡さが目立ち不安でしたが、実際に口に入れた時も香りがすぐに抜けてしまって余韻が味わえないほど。瑞々しさは堪能できたが裏を返せば水っぽくて値段と釣り合わないと感じた。
しかし、1,2時間後に再び飲んだら香りは随分と広がるようになった。程好い酸味とビオワインらしい豊かな余韻が口一杯に広がる。ここら辺は流石というしかない。もっとクラスが上のワインを味わってみたいものである。
[味] ★★
[香り] ★☆
[総合] ★★
■Beaujolais Village Primeur "Les Lapins" 2007 Frederic Cossard
[原産地] フランス ボジョレー
[生産者] Frederic Cossard
[タイプ] やや辛口
[ブドウ品種] ガメィ 100%
[ボディ] ライト
こちらも作り手としては名の知れたドメーヌのヌーボー。
最初にグラスに注いだ段階で甘い香りが広がっている。色調はPACALETに比べると濃厚な紫色をしていて明らかに密度が違うのが解る。口に入れると華やかな香りと瑞々しい酸味が口に広がる点はヌーボーらしい。しかし余韻の短さは如何ともしがたい。色の濃さに比べるとあっさりし過ぎていて拍子抜けするが飲みやすい点では評価できるだろう。
ただ500mlという容量に対して価格が非常に割高なのが気になる。値段は別として1人で飲みきれない人には丁度良いか。
[味] ★
[香り] ★☆
[総合] ★☆
最近のユーロ高と原油価格の高騰がモロに影響してかなり割高感のある2本だった。
確かに悪くはないが値段を考えると普通に美味しいブルゴーニュのプリミエクラスのワインが買えるだけの価格だけに微妙というのが本音かな。
まあ、今年は冷夏の影響で出来が不安だったけど飲む限りではそれほど悪くないと思いますが。
予告通り2007年のボジョレーヌーボーのテイスティングを行いたいと思います。
■BEAUJOLAIS Vin de Primeur 2007 PHILIPPE PACALET
[原産地] フランス ボジョレー
[生産者] PHILIPPE PACALET
[タイプ] やや辛口
[ブドウ品種] ガメィ 100%
[ボディ] ライト
今を時めく自然派ワインの作り手のプリムール。私はPACALETのワインは初体験なので楽しみにしていた訳ですが・・・ぶっちゃけて言うと最初に飲んだときの印象は期待外れだったなとw 抜栓直後は香りが弱く、ヌーボーらしい色調の淡さが目立ち不安でしたが、実際に口に入れた時も香りがすぐに抜けてしまって余韻が味わえないほど。瑞々しさは堪能できたが裏を返せば水っぽくて値段と釣り合わないと感じた。
しかし、1,2時間後に再び飲んだら香りは随分と広がるようになった。程好い酸味とビオワインらしい豊かな余韻が口一杯に広がる。ここら辺は流石というしかない。もっとクラスが上のワインを味わってみたいものである。
[味] ★★
[香り] ★☆
[総合] ★★
■Beaujolais Village Primeur "Les Lapins" 2007 Frederic Cossard
[原産地] フランス ボジョレー
[生産者] Frederic Cossard
[タイプ] やや辛口
[ブドウ品種] ガメィ 100%
[ボディ] ライト
こちらも作り手としては名の知れたドメーヌのヌーボー。
最初にグラスに注いだ段階で甘い香りが広がっている。色調はPACALETに比べると濃厚な紫色をしていて明らかに密度が違うのが解る。口に入れると華やかな香りと瑞々しい酸味が口に広がる点はヌーボーらしい。しかし余韻の短さは如何ともしがたい。色の濃さに比べるとあっさりし過ぎていて拍子抜けするが飲みやすい点では評価できるだろう。
ただ500mlという容量に対して価格が非常に割高なのが気になる。値段は別として1人で飲みきれない人には丁度良いか。
[味] ★
[香り] ★☆
[総合] ★☆
最近のユーロ高と原油価格の高騰がモロに影響してかなり割高感のある2本だった。
確かに悪くはないが値段を考えると普通に美味しいブルゴーニュのプリミエクラスのワインが買えるだけの価格だけに微妙というのが本音かな。
まあ、今年は冷夏の影響で出来が不安だったけど飲む限りではそれほど悪くないと思いますが。