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流石に新年から2週間経っても完成しないのは如何なものかと思うので早めに書いちゃいますね>挨拶

という事で今回はラノベ編をお送りいたします。


銀色ふわり / 有沢まみず



最初は笛さんのイラスト目当てで買いましたが内容は想定外に面白くて得をした1冊でしたねw デジタル機器を使わなければ存在が認識できない『黄昏の子供』である少女と唯一それを認識出来る少年との交流を淡々と書き綴っているだけなのに切なく儚げな気持ちになってしまいました。
刻一刻と自分という存在が消えていく事を受け入れてしまった少女と、彼女に出会えた事で自分の存在意義を見いだした少年が、ほんの僅か、運命に逆らおうと足掻くというストーリーが私には堪らなく心に響きましたねぇ。恐らく続編は出ないでしょうが結末を見てみたいような、見たくないような、そんなパラドックスな気分にさせてくれるお話でした。


俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 / 伏見 つかさ



今更語る事もないでしょうが今年、個人的に最大のヒットとなったラノベでしたね。最初は本当に巷の評判で試し買いしましたが読んで大正解の面白さ! 主人公がオタクという設定はあっても、まさか実の妹が隠れオタで妹系エロゲユーザーという設定は斬新すぎるだろwww でも実のところ最大の見所は主人公と妹の兄妹という微妙な関係が見ていて大変楽しめました。頼りたいけど素直になれない妹と、実の妹に頼られて決して悪い気がしない上にちゃんと『兄貴』している主人公の関係が微笑ましいですね。まだまだ続くようですし今年も新刊が出たら絶対に読みたい1冊となりました。


文学少女シリーズ / 野村 美月



実のところ読み始めたのはごく最近、冬コミにいく際に暇つぶしで最初の1巻目を買ったのですよ(ぉ それが道中の電車の中で読破、その面白さに思わず膝を叩いてしまいましたよ。

ストーリーは元『少女小説家』という肩書きを持った主人公の心葉と、小説が文字通り主食として生きている『文学少女』の遠子が身の回りで起きる事件を解決していくミステリー・・・というとちょっと語弊がある気がしますが解決していくのが大まかな流れですね。特に面白いと感じたのが常に出てくる日本や国外の名作と呼ばれる小説を食べ物に例えるところでしょうw その例えの幅の広さや表現力はなかなか興味深くて実際にそんな味がしてくるんだから不思議です。

作品本編は既に完結したようですがまだ全巻読破していませんがどんな結末になるのか今から楽しみなんですが、やや難点として挙げておきたいのはとにかく登場人物の性格が偏りすぎていて読んでいて疲れてくるところでしょうか・・・普通の性格の人間って琴吹さんくらいしか居ないんですからそりゃ疲れるって(^^;; しかも一番割を食っているのも琴吹さんだし可哀相だよ、あんなに健気な娘はそうは居ないんですから幸せになって欲しいなぁ・・・。



今年は結構ラノベを読みましたねぇ、どうしても時間が掛かるので敬遠していましたが元々は読書家でしたから読み始めると止まらなくなってしまってエロゲに手が着かなくなってしまうのが難点w 今年も気になった本は少しずつ読んでみようとは思っていますが。

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